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ロコモフィットネススタジオ ROCOMOTIVE

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称です。

骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。要支援・要介護の原因を見ると、現在、ロコモ(運動器障害)が第1位です。

エレベーターや車を使う便利な現代社会において、人類は足腰を使う機会が少なくなっています。全世代の方々に注意が必要です。

ロコモを引き起こす三大疾患

ロコモは骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で起こりますが、原因となる主な運動器疾患は「骨粗鬆症」、「変形性膝関節症」、「脊柱管狭窄症」の3つです。中でも骨粗鬆症になると、転倒によって骨折を起こし、寝たきりになる可能性が高まります。寝たきりにならないためにも、骨粗鬆症を予防・治療して骨折を防止することが重要です。

  • 三大要因01

    骨粗鬆症

    骨量が低下して骨がもろくなる。転倒などによる骨折から、寝たきりを招きやすくなります。

  • 三大要因02

    変形性膝関節症

    膝関節軟骨のすり減りなどが原因で、膝に慢性的な痛みが起こります。

  • 三大要因03

    脊柱管狭窄症

    脊柱管の変化により中を通る神経が圧迫され、足腰にしびれや痛みが起こります。

ロコモを放置するリスク

ロコモを放置すると、痛みなどで体を思い通りに動かせず、動かすこと自体を止めてしまう方がいらっしゃいます。筋力が衰えると身体機能がさらに低下し、病気やケガのリスクが高まる悪循環に陥るのです。

01骨・関節筋力の衰え

50歳を過ぎ、性ホルモン量が低下すると共に骨量も低下し、骨が弱くなります。特に女性は閉経後、急激に骨量が低下します。

02痛み・バランス能力の低下、可動域の制限

体を動かさなくなることから、さらにこれらが悪化します。50代~60代になると、膝・腰の痛みが起こり、痛みが起こると体を動かさなくなるため、体重が増加。足腰の負担となりさらに痛みが悪化するという悪循環になります。また、70代頃になると骨が弱くなることで身体の重みで背骨がつぶれ、背中や腰に痛みが起こったり、背中が丸くなり清朝が縮んだりします。

03移動能力の低下

歩行、立ち上がり、バランス保持が困難になります。つえなどの支えなしでは歩くことが難しくなるため、歩く量も減ってしまいます。特に、80代頃になると足腰の筋力がさらに衰え、つまずいて転倒しやすくなります。骨も弱っていると、ちょっとした負荷で骨折をします。

04寝たきり

立ち上がりや歩行が1人ではできなくなり、日常生活の介護が必要になります。特に80代以降の方で立ち座りができない場合、1人では日常生活の身の回りのことができなくなり、寝たきり・要介護の生活になる可能性が高いです。

カンタン!7つのロコモチェック

下記の項目に1つでも思い当たることがあると、ロコモの疑いがあります。

  • 片脚立ちで靴下が履けない
  • 家の中でつまづいたり滑ったりする
  • 階段を上るのに手すりが必要である
  • 家のやや重い仕事が困難である
  • 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
  • 15分くらい続けて立てない
  • 横断歩道を青信号で渡り切れない

ロコモにならないためには

定期的な運動器の
メンテナンスが重要です

私達の平均寿命は昔と比較して延びましたが、私たちの運動器は元々それほど長持ちするようにはできていないようです。いつまでも自立した生活を送るためには、定期的に運動器のメンテナンスを行いながら、大切に使い続ける必要があります。

ロコモ対策を開始する時期

40歳を過ぎたら対策を始めましょう。骨や筋肉は40歳頃から衰え始め、50歳を過ぎた頃から急激に低下します。そのため特に40歳を過ぎたら、ロコモ対策を始める必要があります。運動器は、自分の意志で動かすことができる唯一の器官。そして骨や筋肉は、いくつになっても鍛えることができます。

骨は強度を保つために、性ホルモンの働きによって常に作り替えられています。しかし性ホルモンが減少する50歳前後、特に女性は閉経後、急激に骨量が低下。50歳以上の女性の24%、80歳以上の女性の約半数が骨粗鬆症と推測されています。ロコモを引き起こす三大疾患の骨粗鬆症予防に大切なことは、骨量が最も高まる20歳までに骨量を高め、50歳以降の骨量低下を食い止めることです。

「運動器の寿命は自分で延ばす」という意識をもち、今日からロコモ対策を始めましょう。

当院ではロコモにならないための
「ロコモフィットネススタジオ」を開催しております!

松山整形外科では、現在通院していただいている患者様に向けて、ロコモティブシンドロームにならないための「ロコモ教室」を開催しております。実際に患者様一人ひとりの骨の状態などを診療した上で、無理のない範囲で楽しく運動などを行っておりますので、ロコモ教室に参加する前にまずは受診をお願いしております。

当院のスタッフが一緒に協力致しますので、楽しく運動して健康的な毎日を過ごしましょう!

※ロコモ教室の開催は、新型コロナウィルスやインフルエンザの流行などを鑑みながら、流動的に行っております。
開催日程・費用などにつきましては、当院内の掲示板、またはお電話にてご確認をお願いいたします。

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